移乗介助とは、体の不自由な方がベッドや車いすなど、座る場所を移る際に介助者が行うサポートを指します。
介助される方はもちろん、介助する側も安全に行うための注意点を把握しておくことが大切です。
今回は、移乗介助を行ううえでの主な注意点についてご紹介します。
▼移乗介助の注意点について解説
■環境を整える
移乗介助を行う前に、周囲の安全を十分に確認することが重要です。
床に障害物がないか、移動スペースは確保されているかなどをチェックします。
ベッドや車いすのブレーキを確実にロックし、体の固定は必ず行いましょう。
必要に応じて、手すりや介助バーなどがすぐに使える位置にあるか、事前に確認しておくと安全です。
■丁寧な声かけと確認
介助を受ける方に対して、これから行う動作の内容を具体的に説明し、同意を得ることが円滑な移乗には不可欠です。
移乗中は急かさず、ゆっくりとしたペースで進めるとより安心感を与えられます。
介助される方の表情や体の動きをよく観察し、不安を感じていないか、体調に変化がないかなどをこまめに確認しましょう。
■無理のない姿勢で行う
介助を行う際は、無理な姿勢で腰などを痛めないよう注意が必要です。
膝を柔らかく使い、腰を落として重心を低くすることで、安定した介助ができます。
必要であれば、スライディングボードやリフトなど、福祉用具を積極的に活用することも大切です。
▼まとめ
移乗介助を安全に行うためには、介助を行う環境を整え、ベッドや車いすのブレーキを確実にかけることが重要です。
また介助を受ける方への丁寧な声かけと確認を行い、介助者は無理のない姿勢でサポートすることが双方の安全につながるでしょう。
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